気象庁は本日(6月8日)、九州北部地方(山口県を含む)と四国地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年より九州北部で4日、四国で3日遅い梅雨入りとなります。
現時点(6月8日11時49分JST)では、九州北部および四国地方に大雨警報は発表されていません。しかし、日本気象協会の情報によると、この梅雨入りに伴い、明日9日以降は西日本を中心に警報級の大雨となる恐れがあると予測されています。
今後の見通しと警戒事項
- 梅雨前線の活発化: 九州の南から本州の南に延びる梅雨前線の影響で、九州や四国、本州の一部で雨が降っています。この梅雨前線は今後北上し、九州付近にしばらく停滞する見込みです。前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、前線に近い地域を中心に活発な雨雲や雷雲がかかるでしょう。
- 大雨への警戒: 九州では10日頃にかけて警報級の大雨が続く見込みで、特に南部を中心に雷雨や道路が川のようになるほどの激しい雨が降る所もあると予想されています。場所によっては非常に激しい雨が降る可能性があり、短時間で強い雨が降らなくても、長く続く雨によって土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫が発生する可能性があります。
- 予想降水量: 8日6時から9日6時までに予想される24時間降水量は、九州北部で80ミリ、九州南部で120ミリ。その後、10日6時までに予想される24時間降水量は、九州北部・南部ともに150ミリと予想されています。
大雨警報について
大雨警報は、大雨によって重大な災害が起こるおそれがあると予想される場合に発表されます。具体的な発表基準は地域によって異なりますが、一般的には「1時間雨量が50mm以上」や「土壌雨量指数が基準値以上」などがあります。土壌雨量指数は、降雨による土砂災害発生の危険性を示す指標です。
今後の情報に注意
本格的な雨の季節の始まりとなり、九州北部や四国地方では今後、大雨警報や土砂災害警戒情報などが発表される可能性があります。最新の気象情報(気象庁、天気予報サイトなど)をこまめに確認し、自治体からの避難情報にも注意してください。側溝や雨どいの清掃など、今日のうちにできる大雨への備えをしておくことが推奨されます。
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