ジャイアント将棋とは、「ラスタとんねるず’94」という番組内の人気コーナーです。
巨大な将棋盤の上で、様々な格闘家やタレントが扮する駒が戦うという、ユニークな企画でした。
対戦は、単なる将棋のルールに則ったものではなく、駒の特性に応じた様々な格闘技やゲームで勝敗を決めるのが見どころでした。プロレスラー同士の対決があったり、ボクサーがボクシングで戦ったり、中には雲梯を使って戦う駒もありました。
石橋貴明さん扮する「貴王」と、木梨憲武さん扮する「憲王」がそれぞれ率いるチームが対戦する形式で、毎回どんな戦いが繰り広げられるのか、ワクワクしながら見ていた人も多いのではないでしょうか。
「ラスタとんねるず’94」のジャイアント将棋に登場した駒(出演者)は、非常に多岐にわたり、格闘家、プロレスラー、お笑い芸人、タレントなど、様々なジャンルから豪華な顔ぶれが集結していました。
主な駒(出演者)の一部を挙げます。
貴王(石橋貴明さん)率いるチーム
- 格闘家・プロレスラー:渡辺二郎さん(元ボクシング世界王者)、渡嘉敷勝男さん(元ボクシング世界王者)、柴田国明さん(元ボクシング世界王者)、井岡弘樹さん(元ボクシング世界王者)、六車卓也さん(元ボクシング世界王者)、輪島功一さん(元ボクシング世界王者)、畑中清詞さん(元ボクシング世界王者)、薬師寺保栄さん(当時現役ボクシング世界王者)、佐山聡さん(格闘家)、藤原喜明さん(プロレスラー)、高田延彦さん(当時プロレスラー)、アブドーラ・ザ・ブッチャーさん(プロレスラー)、ビッグバン・ベイダーさん(プロレスラー)、ジェラルド・ゴルドーさん(格闘家)、スタン・ハンセンさん(プロレスラー)、ドン・フライさん(格闘家)、垣原賢人さん(プロレスラー)、中野巽耀さん(空手家)、田村潔司さん(当時格闘家)、天龍源一郎さん(プロレスラー)、神取忍さん(女子プロレスラー)、豊田真奈美さん(女子プロレスラー)、ライオネス飛鳥さん(女子プロレスラー)など
- お笑い芸人・タレント:吉田ヒロさん、濱口優さん(よゐこ)、有野晋哉さん(よゐこ)、佐藤望(ノッチ)さん(デンジャラス)、ラッシャー板前さん、島木譲二さん、北野誠さん、和泉修さん、Mr.サイボーグ(正体は回によって異なり、井手らっきょさん、大澄賢也さん、羽賀研二さん、ラッキィ池田さん、亜仁丸レスリーさん、見栄晴さんなど)、Mr.クエスチョン(正体は回によって異なり、池谷幸雄さん、チャック・ウィルソンさん、西山浩司さん、清水宏次郎さん、デビット伊東さんなど)など
憲王(木梨憲武さん)率いるチーム
- 格闘家・プロレスラー:レパード玉熊さん(元ボクシング世界王者)、サム・グレコさん(キックボクサー)、アンディ・フグさん(キックボクサー)、ピーター・アーツさん(キックボクサー)、武蔵さん(キックボクサー)、ベルナルド・ホップキンスさん(当時ボクサー)、マイク・ベルナルドさん(格闘家)、田村和宏さん(プロレスラー)、大仁田厚さん(プロレスラー)、ターザン後藤さん(プロレスラー)、工藤めぐみさん(女子プロレスラー)、キューティー鈴木さん(女子プロレスラー)、井上貴子さん(女子プロレスラー)、ザ・グレート・サスケさん(プロレスラー)など
- お笑い芸人・タレント:内村光良さん(ウッチャンナンチャン)、出川哲朗さん、ダチョウ倶楽部(肥後克広さん、寺門ジモンさん、上島竜兵さん)、ジミー大西さん、ルー大柴さん、松村邦洋さん、彦摩呂さん、ウド鈴木さん(キャイ~ン)など
駒の動きは基本的に将棋の玉将と同じでしたが、「アタック」というルールがあり、自分の駒が相手の駒と同じマスに重なると、その駒に扮した出演者同士が、ルーレットで決まる様々な格闘技やゲームで対決しました。
対決の内容は、ボクシング、キックボクシング、プロレス、相撲、柔道、剣道といった格闘技だけでなく、雲梯を使った対決や、泥の中での戦い、果ては「ドロレス」という謎の競技まで、多岐にわたりました。
このように、ジャイアント将棋は、将棋の戦略性と、異種格闘技戦のエンターテイメント性を融合させた、非常にユニークな企画でした。
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