スキャンダルの概要
2024年10月の衆院選で和歌山2区に立候補し、父・二階俊博元幹事長の後継者として注目を集めた二階伸康氏です。
しかし、選挙戦の直後、週刊ポスト（12月27日号）のスクープ記事が火をつけました。
そこでは、「10歳年下の銀座のバーのオーナーママA子さん」との“不倫旅行”が報じられ、二階氏は交際を認めたうえで、妻とは離婚協議中であることも明かしたのです。
記事によれば、8月に広島での宿泊、衆院選期間中には和歌山市内のタワーマンションでの滞在も確認され、選挙応援にも同行していたとされています 。
🗣️ 本人・家族の反応
当初、二階伸康氏は週刊の直撃取材に対し一言だけ「お付き合いさせていただいている」と認めたものの、その後は記者の電話を一方的に切断し、沈黙を貫いています 。
一方、父・俊博氏は取材に対し「知らない」の一点張りで、一切関与や知識を否定し、コメントを控えています 。
🏛️ 選挙結果と地元の批判
衆院選では、無所属で出馬した世耕弘成氏に敗れ、自民党公認候補として落選、自身も比例復活に失敗しました。
その背景には、政治資金報告の不正（父派閥の会計責任者に禁錮刑判決）も影響しています 。
さらに、地元自民党関係者からは「自業自得」「二階王国の崩壊」「次の選挙への影響が致命的」と厳しい批判が相次いでおり、政治家としての信頼に傷がついたとの声が強まっています 。
👪 家族・派閥への影響
一時は“二階王国”を継ぐ存在と目された伸康氏ですが、今回のスキャンダルは家族内や派閥内にも影響をもたらしたといわれています。
伸康氏と長男・俊樹氏の間で選挙戦中に言い争いがあり、「二階家の結束が揺らいだ」と指摘する報道もあります 。
また、父派閥・志帥会では裏金問題を抱えており、会計責任者に禁錮２年・執行猶予５年の判決が出るなど、派閥全体への信頼低下が避けられません 。
⚠️ スキャンダルの今後への影響
政治家としての信頼喪失：倫理面で大きな打撃を受け、次回以降の選挙出馬は厳しいとの見方が広がっています 。
世代交代の難航：父・俊博氏の影響力が徐々に薄れつつある中、後継者候補としての伸康氏の地盤が揺らいでいます 。
派閥へのダメージ：政治資金不正と重なり、派閥全体のイメージ回復は容易ではなく、内部再編の声も上がっています 。
🔍 総括
二階伸康氏の不倫スキャンダルは「私生活の問題」にとどまらず、選挙戦の信頼失墜、家族内の亀裂、さらには父派閥の政治資金不正という構造的問題と重なり、“二階王国”の崩壊を象徴する出来事となりました。
次期選挙に向けて彼自身、派閥、地元組織ともに立て直しが急務ですが、倫理・信頼の回復には相当の時間と努力が必要とされるでしょう。
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